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「君は運よく選ばれたんだよ」
おめでとうと手を叩きながら言う。
「何にですか?」
僕が訪ねるとイケメンさんは待っていましたと言わんばかりに、目を輝かせながら説明を始めた。
「私たち神は暇でさ、ある暇潰しを考え出したんだよ
ランダムに一つの命を選んで願いを叶える
そしたら選ばれた命は選択をするんだ」
まるで子どもみたいに笑う。
てかこの人神だったんだと納得している間にも説明は進んでいく。
「願いをそのまま手にする代わりに3日間の命を生きるか
願いを諦める代わりに寿命まで生きるか
ちなみに君はどちらを選ぶ?」
僕は……
もう決まっていた。
こんなチャンスは二度と無いだからこそ「3日間の命を選びます」
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