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だけどやっぱり書き始めてしばらくすると、
これほどまでに書くのが辛いと思った事はないほど悩みました。
西園寺の気持ちに書き手の私の気持ちが取られて辛くなってしまい、
書けなくなってしまったんです。
何度もなんでこんな話書いたんだ！ と自分を責め（笑）
二度と失恋なんて書かないぞ！ と叫んだこともありました。
だけどなんとか終わってみると、
どうにか西園寺も前を向いてくれてほっとしています。
前作の彼からは想像できないような暗さでしたが
今の彼は心に色々と抱えての彼なのだ と思って下さると嬉しいです（笑）
連載中頂いたお言葉は１８０度意見の違うお言葉だったりして
私にとっては色々と考えさせられる作品でもありました。
この残雪をもちまして
『冬でも夏でも』シリーズは終わりを迎えたいと思います。
ここまで佐川、西園寺にお付き合い下さってありがとうございました。
皆さんの心の片隅に彼らが生きてくれるといいな と願っています。
最後になりましたが、
この作品を手に取ってくださった皆さま ありがとうございました！
尾原 おはこ
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