彼女は可愛い米屋の娘

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下では頑固親父と光の妹の娘町(こまち)がいた。2人は商品のおにぎりを作っていた。 「おねえちゃんおはよう」 光より3つ年下の13歳である娘町は、高く幼い声で挨拶した。 手慣れた感じでおにぎりを素早く作っている彼女は、幼くしてお母さんのような風格を持っていた。 光は笑顔で挨拶を返すと、商品棚に置いてあるおにぎりを見つめてから、洗面台へ向かった。 「今日は塩梅がいいな」 頑固親父がボソッと言うと、娘町は無言で頷いた。 光は再び商品棚に目をやると、おにぎりに手を出した。 「うっぴょーうんめぇ~なごええええっへえええええええんじょーうんめでおおおおーーーーとっつとるーーーー」 光は気分がハイになって続けて叫んだ 「おんにぎりいいうんめんねえええええええええあはははじゃじゃあjふっひょーーーーーー!!!」 そう。この店のおにぎりは相当美味なのだ。
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