まずは自己紹介を、と思っていたのにどうしてこうなった

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  「……」 「……」 無言で見つめ合う俺と疾風。 そして、近付く顔と顔。 あっ…疾風さん、今日お肌の調子良いじゃん、ツルツルだー…とか呑気に考えてたら… ゴッッ と何とも鈍い音が…。 それと共に来る額への激痛。 俺は悟ったね。 あぁ…コイツ、俺に頭突きかましおった、って…。 「イッテェェェ!」 「馬鹿やってないで、さっさと飯食え!」 「うぃ~。んでは今日も元気にいただきまっす☆」 「はぁ…残さず食えよ?」 ため息吐きながら俺の向かい側の席へと座る疾風。 ふはっwマジ疾風オカンww …しっかし、あそこまで盛大なため息とは…俺のオカンやるのも大変ねぇ、疾風クンww 「……御草…?今、良からぬ事考えなかったろーな?」 ニコニコ笑う疾風クン。 ははは、目が笑ってナイヨ? 「疾風さんマジイケメンっ! もう、料理の天才ぃぃっ!って思ってたッス!」 思わず敬礼して嘘ぶっこく俺。 いや、まぁ…完璧に嘘じゃないんだけどね。 いっつも思ってるカラね。 疾風の料理、ホントもうマジでテラウマだからねっ! 「……はぁ…。嘘ってバレバレなんだよ。このばか御草が」 ピシッて軽いデコピンで済まされたのは…多分、この言葉が完璧に嘘って訳じゃないってのが分かってるから…だろうな。 …もうっ!疾風サンってばツンデレさんなんだからんっ! とか思ってたら、なんか凄く睨まれちゃった☆ …ので、今日は取り敢えずこの辺にしとくか…。  
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