1186人が本棚に入れています
本棚に追加
「……」
「……」
無言で見つめ合う俺と疾風。
そして、近付く顔と顔。
あっ…疾風さん、今日お肌の調子良いじゃん、ツルツルだー…とか呑気に考えてたら…
ゴッッ
と何とも鈍い音が…。
それと共に来る額への激痛。
俺は悟ったね。
あぁ…コイツ、俺に頭突きかましおった、って…。
「イッテェェェ!」
「馬鹿やってないで、さっさと飯食え!」
「うぃ~。んでは今日も元気にいただきまっす☆」
「はぁ…残さず食えよ?」
ため息吐きながら俺の向かい側の席へと座る疾風。
ふはっwマジ疾風オカンww
…しっかし、あそこまで盛大なため息とは…俺のオカンやるのも大変ねぇ、疾風クンww
「……御草…?今、良からぬ事考えなかったろーな?」
ニコニコ笑う疾風クン。
ははは、目が笑ってナイヨ?
「疾風さんマジイケメンっ!
もう、料理の天才ぃぃっ!って思ってたッス!」
思わず敬礼して嘘ぶっこく俺。
いや、まぁ…完璧に嘘じゃないんだけどね。
いっつも思ってるカラね。
疾風の料理、ホントもうマジでテラウマだからねっ!
「……はぁ…。嘘ってバレバレなんだよ。このばか御草が」
ピシッて軽いデコピンで済まされたのは…多分、この言葉が完璧に嘘って訳じゃないってのが分かってるから…だろうな。
…もうっ!疾風サンってばツンデレさんなんだからんっ!
とか思ってたら、なんか凄く睨まれちゃった☆
…ので、今日は取り敢えずこの辺にしとくか…。
最初のコメントを投稿しよう!