1186人が本棚に入れています
本棚に追加
コンコンッ
「失礼します」
「失礼しまーす」
ガラッ
「「……」」
「失礼しましたー」
ガラッ
………なっ、何で……
何でもう既に、王道転校生くんらしき素晴らしの黒マリモが職員室に居んのっ!?
思わず疾風と数秒見つめ合ってから、その後職員室出ちゃったじゃんっ!
しかも、開けた途端に騒がしい大音量が聞こえてきたし…!
閉めたら聞こえなくなったけど…ビバ防音っ☆
……じゃ、なくてっ!
なんかめっちゃアンチっぽそうなんだけどっ…!
俺、うっさいのとか…話を聞かないような人種とか、ホントもうマジ勘弁なんだけどっ!
うわー…もう、マジ帰りたい。
「…御草…アレ、何?」
「人間じゃね?多分。それか…宇宙人、…ではないとイイナ。
人間希望。てか、普通の王道転校生を希望するよ、俺は」
あれじゃ、限りなく無理に等しいだろうけど…。
信じる者は救われるっ!…かも知れないし…。
「……はぁ…。面倒そうな…」
「このままバックレちゃう?」
「そうしたいのは山々だが…そうしたら星宮が煩いだろ」
ですよねー。
それに、疾風って何だかんだ真面目さんだもんね。
任されたからにはちゃんとやるよね、君は。
って事で、真面目なママに従って、ボイコットせず再び職員室のドアを開ける俺。
嫌な事にも、立ち向かってこそ大人になるんだっ…!
大人になれ、御草っ…!
とか馬鹿な事を考えながら再び職員室の中へと入る。
最初のコメントを投稿しよう!