夏休み前は落ち着きをなくすよね

5/23
前へ
/623ページ
次へ
椿「…なんか疑ってる?」 ジーク「まさか! ただ、ツバキ達には興味があるんだ。 うちの学園は偏差値の高い名門で、途中編入なんて本当に珍しかったんだ。 ギルドでも有名らしいし、情報屋としては気になってね。」 …情報屋? 椿「それって趣味か?お前って貴族だろ?しかも7大貴族じゃ…?」 ジーク「本業だよ。それにうちは少し特殊な役割を担っているんだよ。 因みにこの事は極秘事項なんだ」 椿「極秘って…」 なんつーことをいきなりこんな場所で、しかも俺に話すかな? 椿「俺が逆にお前の情報売るかもよ?」 ジーク「しないよ。 君は多分、リアさんとリオン君のことを考えて、貴族が関わっていることで余計なことはしないはずだよ。 二人は随分と貴族が嫌いらしいね」 コイツ目敏いな。二人は確かに貴族の連中には冷たく当たっている。 椿「なら、なんで俺に極秘事項を教えたんだ?」 ジーク「秘密を打ち明けた方がツバキも信頼して色々話してくれるかなーって。 ツバキが所属してるギルドマスターの炎帝さんについてもポロっと話してくれるかなって」 コイツ…やっぱり俺を利用しようとしてたんかい!!
/623ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5317人が本棚に入れています
本棚に追加