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取り敢えず今のところの情報は、
・氷属性と治癒属性の持ち主
・テストでは学年首位を取るほどの頭脳を持っている
・“龍の爪”所属でSランク
・ギルドではギルドメンバーのほとんどに尊敬されている。
・妹と弟を溺愛している
・ユウ=カミヤをかなり嫌っている
・生徒会(貴族)にも風紀(庶民)にもつかない姿勢から、家柄は不明
・寮の部屋の位置
・詐欺被害の経験有り
(情報屋をしていると、自分がストーカーみたいで実は少しだけ嫌になる)
あと…
“試験で点数が悪くても俺を叱る奴はいない”
些細なことだけど、あの時のツバキはなんだか一層不機嫌に見えた。
妹、弟だと言っている二人は明らかに血が繋がっていない。
依頼人からは家族関係も調べるように言われている。
ツバキは疚しいことは無いと言っていたが…果たして秘密を持たない者などいるのだろうか?
ジン「それじゃぁ、今日の授業は試験の中から点数が低かった教科の補修やるからー
赤点とった奴はそれとは別に夏休み中に補修やるからなー」
先生の言葉を聞きながらも僕はどうやってツバキの情報を得るか、作戦を練っていた。
そんな時、
アーク「…おはようございまーす…」
お馬鹿な幼馴染みがようやくやって来た。
先生に説教されている親友を見ていると、少し心が痛む。
アイツは僕がクラスメイトの情報を売っていると知ったら、きっと怒るだろうなぁ…
でも今更どうしようにもならないけど。
~ジークside.end~
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