5317人が本棚に入れています
本棚に追加
~椿side~
朝のHR(ホームルーム)でテストを全員分返却されたあと、今日だけ特別に振り分けられた時間割りの授業を受けた。
高得点者でも補修は受けることになっていた。
リアは数学、リオンは言語、俺は魔法薬草を受けることになった。
要とサーシャは魔法の補修を受けるらしい。
魔法薬草の補修が行われる場所に一人で行ったが知り合いは一人もいない。つまりボッチなう。
ボーッと席について教師が来るのを待っていた。
すると、
ジーク「やぁ。隣、いい?」
爽やかな笑顔でジークが現れた。その爽やかさに周りの女子がキャーキャー言ってる。
椿「…モテる奴は滅べ」
ジーク「酷くないかな!?」
ケッ(`3´)
椿「ただの僻みだ、気にするな」
ジーク「いや、気にするよ。
てゆーか、モテたいの?なら、モホ君にモテてるよね?」
椿「本気でいってるなら、俺特製目覚まし薬をぶっかけてやるぞ」
ジーク「ジョーダンだよ」
(・ε・` )チッ
俺は取り出した真っ赤な液体が入ったフラスコを机の上に置く。
次、ふざけたことを言ったら問答無用で奴の顔面にお見舞いしてやろう。
ジーク「…(あのフラスコをそこに置いた意味って…)
えっと、先生、遅いね」
椿「そうだな。授業が潰れてラッキーだな」
ジーク「んーでもね、補修には提出義務のあるプリントがどの教科にもあるはずだから、それを貰って提出しないと今日の授業の単位が貰えないよ?
提出先は学年主任だから、未提出だと居残りとかさせそうだよね」
椿「えー…めんどくさっ!!さっさと来ねぇかな…
つーかそれを知ってる理由って、お前独自の情報網のお陰か?」
ジーク「まぁね」
椿「ふーん…」
最初のコメントを投稿しよう!