夏休み前は落ち着きをなくすよね

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俺はジークにバレないようにこっそり教室を抜け出して、近くの空き部屋に入る。 椿「思ったけど、魔法学校なんだから秘密の部屋的な場所くらい、あるだろ」 折角の機会だ。探してやる! 若いうちはやりたいことをしようじゃねぇか。 椿「とか言って教師に見つかるのも嫌だし…変身するしかないよな」 龍から人間に変われたんだ。他の種族にも変わることができるはずだ。 椿「犬…は、アレクセイだし… 猫でいっか」 俺は犬の方が好きだけど。 まぁ取り敢えず、へんしーん! ポワポワンッ 椿「ニャーン!(出来た!!)」 部屋に何故かある鏡で姿を確かめると、俺の髪の色と同じ毛色の金の瞳をした子猫が映っていた。 椿「ニャーン!!(リアと同じ三角形の耳だ!!)」 普通の猫に変身したから人の言葉を話すことができねぇ!!だが特に問題はない!! 椿「ニャーン!(やっぱりただ姿を隠すよりも、姿そのものを変える方がバレる確率は低いよな!)」 それじゃ、行くか!! まずは適当に歩く!! そこから決めていけばいいじゃないか…「あら可愛いわね、迷ったのかな?」 ヒョイッ … ノワァァァァ!? 椿「ニャーーーーン!?」
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