5317人が本棚に入れています
本棚に追加
椿『いや、この学園の秘密の部屋的なものについて教えてもらおうかと思ったんだ。
でも、それを見つけるために俺は探検してたんだから、聞くのはやっぱりやめようと思った。
だから、他の事を聞くからちょっと時間をくれ』
姐さん『そうかい。まぁ、ゆっくりとお考え』
そう言ってくれる姐さんはのんびりと毛繕いを始めた。
んー…何を聞こうか?
椿『…あ、』
姐さん『決まったかい?』
椿『あぁ!なぁ、姐さんは学園の外の情報でも分かるか?』
姐さん『当たり前さ。王都の中なら大抵のことなら知っているさ。
国外となると少し時間がかかるが調べられるよ?』
国外って…この世界にはインターネットなんてないのに、外国の情報もわかるって、凄いな…!
でも俺が知りたいことは海外にはない。
椿『あのさ、勇者召喚されたことって知ってるよな?』
姐さん『勿論さ。召喚された少年はこの学園に通っておるな。その巻き込まれの少年も』
巻き込まれ…要か。
アイツ、猫又にも知られてるのか。有名だな。
椿『なら、その召喚された勇者が帝になるかもしれないっていう情報を、アンタはどこまで知ってる?』
最初のコメントを投稿しよう!