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教室を出ていつものホームルームをする2-Sの教室に戻った。
少しすると、リアとリオンも戻ってきた。
リア「兄さん!午後からの授業、どうする?」
椿「俺は帰るよ。二人はどうする?」
リア「私は午後も出席するよ」
リオン「僕も!
あのね、僕ね、友達が出来たんだ!!」
椿「ホントか!?良かったな!!」
リア「兄さん、私も話が合う人が出来たよ!」
椿「リアもか~!」
良かった~
編入初日、俺が下手に喧嘩を売ったせいで二人が友達を作りにくくなっただろうから、心配していたけど…
それは無用みたいだな。
椿「ま、二人は良い子だからな」
リア「?
良い子のつもりはないよ?私、兄さんによく我が儘いってるし…」
リオン「僕も二人に甘えてばっかりだよ…」
椿「それくらいどうってこと無いんだよ。
もっと我が儘言って甘えてくれれば良いから。
それで、二人はその友達と昼飯を食べるのか?」
リア「うん…兄さんが帰るなら、そうしようかな…」
リオン「僕もそうしようかなって」
椿「そうか。なら、食堂は使わない方がいい。
面倒な連中が待ってるから」
二人に忠告をしてから、俺は一人で部屋に帰った。
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