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部屋に戻るとアレクセイとジジィが囲碁をしていた。
椿「ただいまー」
ジジィ「おぉ、ツバキか。お帰り」
アレクセイ「お帰りー」
ジジィ「手洗いうがいをして、早く着替えてきなさい」
椿「んー」
部屋で着替えている最中、俺は提出義務があるプリントの存在を思い出した。
…まぁ良いか。出さないからって退学させられるとかじゃないだろうし。
椿「着替えたー」
ジジィ「お昼ご飯は台所にあるぞ」
アレクセイ「俺様が作ったんだぞ!!」
椿「へぇ~?腹痛止めでも飲んでおくかな~?」
アレクセイ「ムッ!( ̄ヘ ̄メ)
俺様が作ったものに間違いがあるはず無いだろ!!」
俺は笑いながら台所に行ってみると、不味くはなさそうなホットドッグがあった。
アレクセイ「どうだ!!」
椿「フツーに美味い」
アレクセイ「そうだろう!!
…で、あのガキんちょ達はいないのか?」
せっかく俺様が作ってやったのに、と拗ねている。
椿「二人は友達と昼飯食って午後からの授業に出席するから、これは二人が帰ってきたら食べるだろ」
ホットドッグを冷蔵庫の中にしまい、俺はジジィが座る座布団のとなりに座る。
椿「これって囲碁だろ?アレクセイ、出来るのか?」
アレクセイ「俺様は天才だからな!コレくらいできるぞ!!」
ジジィ「アレクセイ坊はなかなか筋がよいぞ!
ツバキもやるかの?」
椿「いや、やらない。観戦しとく」
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