夏休み そのⅠ

12/44
5317人が本棚に入れています
本棚に追加
/623ページ
返答はどうあれ、帝達は次々に侵入者達を倒していく。 俺も招待客を守りながら敵を潰していく。 風帝「あーメンドクセー!! とっと失せろ、切り刻むぞ!! “鎌鼬”」 炎帝「焼け爛れなさい! “フレイムアロー”!」 ドーーーン!! 帝のなかでも特に戦闘能力の高い風帝と炎帝の、鋭い風と高温の炎が敵を殲滅した。 ほぼ敵の全員が床に倒れている。 しかし、リーダー格の男は比較的軽傷で片足を引きずって立ち上がる。 不審者「クソッ! 全員、退却する!!」 全帝「!? させるかっ!!」 俺はとっさに雷と光の複合魔法を放つ。 他の帝達もそれぞれ敵に攻撃を食らわせる。 だがしかし… 水帝「消えた…」 闇帝「転移したのか…あの人数をこの城で」 雷帝「この城の結界は恐らく破られている。 早急に張り直さないとマズイ」 全帝「炎帝、宮廷魔導師に伝えて結界の張り直しと、敵の転移先を突き止めろ!! 土帝、王族の方々と客人方を安全な場所へお連れしろ。 風帝と雷帝と騎士団は城内を見回れ! 宰相殿、王都のギルドに緊急依頼として王都と王都の周辺の見回りを命じてください!! 光帝、水帝は俺と来い!!」 「ま、待ってくれ!私の子供が…!!」 全帝「そちらもすぐに解決しますので、申し訳ありませんが、もう少しご辛抱ください」 子供達やメイドは多分、カナメがどうかしただろう。 全帝「カナメ、話がある」 要「…はい」 カナメは撃たれた男のそばに膝をついている。
/623ページ

最初のコメントを投稿しよう!