夏休み そのⅠ

13/44
5317人が本棚に入れています
本棚に追加
/623ページ
全帝「光帝と水帝は彼の怪我を治せ」 光帝「分かり… 「その必要はないですよ」 …カナメ君!!まだ諦めちゃダメ! 私と水帝が全力を尽くすから!!」 要「いや、だからコイツは…」 水帝「あんた、あたしの腕をなめないでくれる!? そこ退いてちょうだいっ!(さっさと済ませてユウの元に行かなきゃ…ボソッ)」 全帝「水帝…今、何か言ったか?」 水帝「いいえ」 シラをきる水帝に腹が立つ。もういい、俺がしよう。 全帝「光帝、彼のフードを取ってくれ」 光帝「はい」 要「あの、ソイツはだから…ハァ、いっか」 カナメは諦めてしまったのだろうか? だが俺と光帝は諦めない。 見知らぬ人物だが、怪我をしているなら助ける。 光帝がそっとフードに指をかけた時だった。 ガシッ 水帝「ヒィィィィ!?」 銃で撃たれ重症だと思われるの男の手が、予告なしに光帝の手首をつかんだ。 捕まれた光帝よりも、端から見ていた水帝の方がビビった。 死んだ、と断言はしていない。 だから突然動いても、そこまでのオーバーリアクションは止めろ。 何故なら、その甲高い声が… 全帝&椿「うるせー…」 ~全帝side.end~
/623ページ

最初のコメントを投稿しよう!