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~要side~
全帝&椿「うるせー…」
水帝のリアクションに、二人がウザったそうに反応する。
まぁその感想は俺も同じだが、伊達にアイツ(ユウ)の傍に十数年いたワケじゃない。
女子の甲高い声など聞き慣れている。
つーか…
要「お前、やっぱり狸眠り… 「君!!話せる?
これから治療するから、動かないでね!!」
光帝さんが優しい。
その優しさはコイツには必要ありません。
要「光帝さん。コイツは銃で撃たれてなんかいません。
証拠に血なんて流れてないし。
狸眠りしていただけですよ」
ジトーッと椿を見るが堪えていない。
光帝「え、なら何で狸眠りなんかしてたの…?」
水帝「どうでも良いでしょ、そんなこと。
それよりも、そいつが無傷ならアタシはユウの所に行くわ。
きっと今頃、突然の事で震えているわ!彼の精神を癒しに行ってくるわ!!」
全帝「オイッ!!」
だが水帝はさっさとこの場から去っていった。
彼女もアイツの取り巻きだからな…
椿「アレも勇者(笑)の取り巻きかー」
全帝「そうだ…って、違う!!
君、何で狸眠りしていたんだ?」
椿「え、狸眠りしてないし。
それに、上手くいっただろ?人質奪還大作戦は」
全帝&光帝「は?」
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