夏休み そのⅠ

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~要side~ 全帝&椿「うるせー…」 水帝のリアクションに、二人がウザったそうに反応する。 まぁその感想は俺も同じだが、伊達にアイツ(ユウ)の傍に十数年いたワケじゃない。 女子の甲高い声など聞き慣れている。 つーか… 要「お前、やっぱり狸眠り… 「君!!話せる? これから治療するから、動かないでね!!」 光帝さんが優しい。 その優しさはコイツには必要ありません。 要「光帝さん。コイツは銃で撃たれてなんかいません。 証拠に血なんて流れてないし。 狸眠りしていただけですよ」 ジトーッと椿を見るが堪えていない。 光帝「え、なら何で狸眠りなんかしてたの…?」 水帝「どうでも良いでしょ、そんなこと。 それよりも、そいつが無傷ならアタシはユウの所に行くわ。 きっと今頃、突然の事で震えているわ!彼の精神を癒しに行ってくるわ!!」 全帝「オイッ!!」 だが水帝はさっさとこの場から去っていった。 彼女もアイツの取り巻きだからな… 椿「アレも勇者(笑)の取り巻きかー」 全帝「そうだ…って、違う!! 君、何で狸眠りしていたんだ?」 椿「え、狸眠りしてないし。 それに、上手くいっただろ?人質奪還大作戦は」 全帝&光帝「は?」
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