夏休み そのⅠ

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椿「子供達のとこに後で行ってケアしねぇとなぁ… 嫌なもん見せたからなぁ。 水帝も、勇者(笑)の精神を癒すことよりも、子供達のとこに行けよなぁ…」 椿は手のひらで銃弾を転がして遊ぶ。 全帝「…それは?」 椿「アイツが撃ってきた銃弾」 全帝&光帝「ん…!?」 二人はワケがわかっていない。 椿は目の前に迫ってきた銃弾を、魔法で銃弾の威力を弱めて、空間魔法で移動させた。 …人質解放はコイツが魔法を使っていたら、もっと早く安全に遂げていたはずなのな… 椿[俺がするより、お前がする方が良いだろ? 株が上がるはずだぜ?] っ…! 要[いきなり話し掛けるな!! つか、心読むな!!] 睨むが全く効いていない。怠そうに落としたアイスを拾う。 椿「あーぁマジ萎える、俺のアイスがもう食べられねぇし…。 つかアイツらの追跡マジで疲れるー…ウロチョロしてるんじゃねぇーよ…」 ポイッとアイスを消す椿。 コイツ…今、追跡がどうのこうのって言ったか? 全帝「君、今追跡してるって言ったか?」 全帝さん、光帝さんがグイッと椿に問い詰める。 椿「顔近い。 …あぁ。さっきとんずらした不審者達を追跡してるぜ? 今なー…あっちにいる!」 ビシッと窓の向こうを指さす椿。 いや、アバウトすぎる。 きっとフードの下でコイツは (`・ω・)→ …って顔をしているに違いない。
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