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あたしがこの仕事を始めてすぐの頃、店の先輩に連れられて飲みに出掛けた事があった。
そこで出会ったのが愛しのハルきゅん…。
それまでホストなんて行った事もなかったし、ブサイクの集まりに金を払ってまでよく飲みに行くなぁって…、そう思っていた。
そんなものに使うぐらいなら、ローソンのからあげ君チーズ味を百個買った方がマシでしょ。
しかし、思いがけない所であたしがずっと探し求めていた人に出会う。
あたしよりも30㎝は高いであろう身長に、ピッチピチの肌…、小さな顔に綺麗な瞳…、少女マンガにでも出てきそうな男のコ…。
あぁ…、世の中に…、こんな男がいたなんて…。
その辺の男なんてみんな似たような服…、似たような頭…、似たような顔…、ホストなら尚更みんな同じに見えた。
しかし、ハルきゅんは違った…、纏っているオーラ?そんなものが彼の周りにはあった。
彼を見た途端、あたしの全身にビリビリと戦慄が走り、一瞬であたしは目の前のハルきゅんに恋に落ちたんだ…。
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