35話 時の世界

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魔王「一部でも触れても効果あんのか!?」 あすか「当たり前じゃない」 《ブン…》 あすかは魔力で小型のナイフを作り出した。 あすか「楽にしてあげるわ」 《ブン》 あすかは魔王へとナイフを投げつけた。 魔王「……クリアバリア!!」 《ガン!》 あすか「………へぇ」 魔王はバリアでナイフを弾き飛ばした。 《バギャアアアアアアアァァァァァァ!!!》 魔王「ぐっ……!!!」 ナイフから身を守ったが、腕輪の電撃でダメージを負う。 あすか「私のナイフを防いだのに電撃の苦痛を受ける どっちにしても傷付くわね」 魔王「………心臓に突き刺さるよりはマシや」 あすか「へぇ、やっぱり魔王でも心臓を刺されたら死ぬのね そこは人間と何も変わらない」 魔王「何が言いたいんや?」 あすか「魔王と言う肩書きを持ってても小さな命だって言ってるのよ だから、あまり私達を舐めない方がいいわよ いくら強くても自分を過信し油断すれば簡単に命を取られるわよ 強者弱者関係なくね」 魔王「魔王相手に説教とは大した度胸を持っとるな」 あすか「説教じゃなくて忠告なのだけど」 魔王「で、そう言う自分やノヴァはどうなんや?」
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