一章

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―朝。学校前― 【うわ、またあいつ来たよ】 【あれ?あいつ死んだんじゃ無かったっけ?w】 【まじあいつきもい】 ねぇ、その言葉は聞こえてないと思って、喋ってるの? それとも聞こえるようにやってるの? 止めてよ。お前らの方がきもいよ。 でもそう言えないのは、弱虫だから。 ―下駄箱前― クスクス 周りから笑い声が聞こえる。 だって僕の下駄箱の中にゴミや汚水、虫の死体が入ってるから。 こんなの毎朝毎朝されてるから慣れたもん。 でも…こんなのやだよ。 僕は上履きを持って、履かずに外にある水道があるところに向かった。 これも毎朝やるから慣れてる。
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