UNDERGROUND

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そう。 直輔は腕を斬られているのをすっかり忘れていたのだ。 幸い傷は深くないが、出血量がハンパではない。 「くそ~。 なんか包帯的なものは…ないよな~。 空き家だもん… ん…? 湿気?」 直輔は気付いてしまった。 この家の奥からは霧のようなものが発生しているのだ…。 直輔はまたしても痛みを忘れて、奥へと進んだ。 それがまた、直輔を悪夢のどん底に突き落とすとも知らずに…。
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