プロローグ-1-

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ジリリリリリリリ またこのけたたましい爆音におれの睡眠は邪魔された! 11月21日冬の到来を感じさせる寒さだった 「よー!ハピオ!今日はさみーなー」 ハピオ「おー野村、そうだな、セーターきてきたぜ」 野村「ったく女々しい奴だな、おれなんかなブレザーなんか着なくていいんだよ!」 ハピオ「お前は北極でも短パンで生き残るだろうよ」 野村「お前のギャグは寒いぞ?」 ハピオ「ギャグのつもりで言ったんじゃない!」 そろそろ学校につくな 満員電車での憂鬱に慣れてきた俺も高校一年の冬を迎えようとしていた。 高校生活は光の速さで終わるとか言ってた誰かさんの言葉に共感しつつおれは教室に入った 「よーハピオ」 このハピオというのは俺のアダ名だ 幼馴染がある日突然ハピオと言い出しそれが伝染病のように拡散し高校生になってもそれは拡散した ハピオ「あれ今日豪太きてねーのか」 豪太はおれのアダ名をつけた憎き幼馴染である 「珍しいよね豪太くん休みなんて」
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