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そして来た娘が日本語も英語もできなかったけど、予想外に可愛くて、高校の頃、好きだった娘にクリソツだった訳です。
えー!マジか!テンション上がりましたね。ほんと。
しかも、ちょっと話してみると、すごくいい娘であることがわかった。
それにしても似てるなあ。笑った時の仕草までも似てる。
いやあ。人間必死になれば、なんとかなるもんですね。ありったけのボキャを引っ張り出してきて、タイ語、英語、日本語のちゃんぽんで、途切れることなく会話が続いた。無口な自分にとって奇跡ですね。
相手の娘が賢かった為だろうね。
高校時代に好きだったあの娘ともこんな風に話しできたらよかったのになあ。という後悔が恐らく自分の中にあったのではないか。と思います。
大袈裟でなく、こんなに充実した会話ができたのは来泰以来初めてのことでした。
タイでの仕事は日タイ合資でタイ側の資本比率の方が高かったんです。
と言っても、そんな大袈裟なものではなく、投資家は5人しかいなくて、タイ人投資家の投資額が多かったということです。
日本側がなかば強引に僕を事業にねじ込んだので、タイ側は僕に対して冷やかでした。
タイが嫌いになりかけていた僕に、その娘は砂漠に咲く花のようでした。
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