《第一章》

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──ギシッとベットが軋む音が聴こえ目を開けるとベットの端に鷹矢さんの背中が見えた…。 あ!?ガバッ 勢いよく起きた私に鷹矢さんが振り向いた。 「ごめん、起こした?みこと今日も朝早かったんだろ」 「いえ、私の方こそ…あの…ん…ッ」 また車で寝てしまい、おまけに出張帰りで疲れている鷹矢さんにベットまで運んでもらった事を謝ろうとした私の言葉は…鷹矢さんの近付いてきた綺麗な顔にドキッとしたままの私の頭の後ろを押さえた鷹矢さんのキスに呑み込まれてしまった。 私の口内へと入ってきた鷹矢さんの舌は、私の舌を絡めて何度も角度を変えてキスをする。 私は久しぶりの鷹矢さんとのキスでドキドキが治まらず息をする事も上手くできず…鷹矢さんの胸を何度か叩いて“苦しい”と訴えたのに…。 目が合っても止めてくれず…、それどころか!絶対に面白がっている。 おまけにそのままドサッ…。 私をゆっくり後ろへ倒した鷹矢さんはそれでもキスを止めてくれない。 …でももうドキドキなのか息が苦しいのかよく分かんないけれど限界の私は鷹矢さんの胸を押した…!? 急にジタバタするのを止めておとなしくなってしまった私に鷹矢さんは─ 「みこと?」 キスは止めてくれたけれど…。そんなに至近距離から見られてしまってはドキドキが一向に治まらない…。 「──ひゃうっ!?」 至近距離からみられてドキドキしていた私が鷹矢さんから視線を横へずらすと突然、私の脚の間にあった鷹矢さんの脚が動いて、私のそこへと刺激してきた…。 鷹矢さんのキスだけで私の身体の力は抜けてしまって大変なのに!そんな事をされてしまった私の身体は勝手にピクンッて動いて変な声まで出てしまった…。 鷹矢さんに視線を戻すと…どうして?鷹矢さんの目が…怒って…る? 「あの…、鷹矢さん?」 「俺から…どうして手を離す?」 え……?手…!?
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