《第一章》

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…ボンッて、音が聴こえてしまいそうな位一気に私の顔が真っ赤になった……はず。 私は目だけを右側へと……!?お、お母さんと葵さんが私を見てニャッ…。 どうしたら良いのか分からず、眼をキョロキョロさ迷わせたけど結局まだ私の腰に手を回している鷹矢さんへと視線を戻すと、眼を細めて優しく微笑まれたから、つられて私も微笑み返す!? 「…っ…ん!……。」 私の頭を押さえてキスして来た鷹矢さんに、さっきのカワイイ触れるだけのキスとは違う…大人なキスで体の力が抜けそうになる…と思ったら一度離れた鷹矢さんはチュッ…。またキスした~~。 …も、もしかして鷹矢さん酔ってる? 固まる私を見て「フッ…みこと、おやすみ」そう言って私を離して私の横を通り抜け、お父さん達のいる場所へと歩いて……?! 「ぅわぁ!!」 先程まで静かだった…いえ、恐らく鷹矢さんが私を抱き寄せたあたり?から全員が私達を注目していたのだろう…。 【ぅわぁ!】と、可愛くもない叫び声を揚げてしまった私を見て、先頭きって益田のおじちゃんが大きな声で笑いだしたら皆も一斉に笑いながら何か言っていたけど。 私は恥ずかしすぎてもう何も耳に入ってこなかった。 そんな、こんなで鷹矢さんの誕生日を祝ってあげれたのかよく分からない内に1日を終えてしまったのでした。
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