一筋の道

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 「ひとり?‥‥‥さみしいね。」  ポツリと口から漏れ出る寂しさ。彼女はあの子がくる前までは平気でした。  でも、何かしら思い出したかのように感情が出てきたようです。  風は暖かみを増して少女の頬を撫でました。  「うん。だいじょうぶ。」  そう言っては1人また歩き出しました。  宛てもなくただ物体などがありそうな森の方へ。
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