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「普段人がいない所なのに煙があがってたら来ちゃうよね…
とりあえずこれ解体してからでいい?」
騎士「王家の判断によっては返す事ができないが、私の空間魔法で一時的に保管しよう」
「空間魔法?」
そこでようやく振り返ったら、私には及ばないものの、それなりにぺったんこな女騎士がいた。
手元には空間魔法らしき空間の亀裂がある。
…空間を裂く感じでできるかな?
「ほいっ、と…お?」
騎士「なっ…!?」
手を凪ぐように横に払いながらそうイメージしたら、目の前に黒っぽい亀裂が横一線にはしってた。
「んむぅ…?
一応魔力みたいなの使ったつもりだったのに、全然減ってない?」
騎士「…とりあえず王城へ向かいたい」
「あ、今しまうから待って」
解体途中の猪を裂け目に投げ入れて猫手袋をする。
「ん、大丈夫」
騎士「では、王城へ」
足元に魔法陣が現れて視界が一瞬で白く染まった。
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