第一章

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「さぁ、このホームにくる列車にくればレーゲンボーゲン行きだよ。途中で一回乗り換えがあるけれど、みんな同じ方向に動いていくし迷わないと思う。 列車の中でも、ものを買ったりお手洗いもあるけれど、もしその前に何かを買いたいのならこのホームの中にも売店があるよ。じゃあ、また!」 彼はそういうと待ち合わせをしていたらしい友人たちの方へとかけて行った。 彼のことを待っていた人たちは遠目にもとても華やかな一団で、私の住んでいた街には1人だっていないような煌めきのある人たちだった。
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