出会い

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俺の名前は坂神悠太。 今日からひとつ学年が上がり、 高校二年生になる。 この高校一年間は特に目立ったこともせず、 何か部活に入っていたわけでもない。 目立ったことは何一つとしてしていない。 注目を浴びるとしたら 親友である市原亮と一緒にいることである。 えっ、なんでそんなことが注目を浴びるのかって。 それは亮は俺と違い顔もよく 何でもできる亮とたいして特技もないそこらへんの高校生の俺が 一緒にいること自体場違いなのだ。 そのせいで学校の女子にはよく白い目で見られたものだ。 平和だと言われればそれまでだが、 そんな毎日が俺は好きだった。 そんな俺は今日亮と遊んでいた。 今日は始業式ということもあり、学校が早く終わったので 亮の家で遊んでいた。 いつもどおり決まって何かするわけでもなく たわいも無い会話をしたり、ゲームで遊んだり と特に変わった遊びをして遊んでいたわけではない。 ふと尿意を感じた俺は 「トイレ借りるわ」 と一言だけ言い亮の部屋を出た。
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