捕らわれ姫(完結)

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最後、私の番になり入るとロープ姿の神崎蒼空に首を傾げた。 「早くおいで。七海結花さん」 猫かぶりの彼は笑顔を浮かべるけどどうも鳥肌が立ち、嫌悪感を抱くがそうは言ってられない。 「なんでしょうか?」 笑顔を一応見せると彼は私に手を伸ばしてくる。心を押し殺し瞼を閉じると低い声が私に投げかけられる。 「もしかして、初めて?」 「え?何がですか?」 「この状況でその返しって…変わってるね」 まぁ、確かに私この人の膝の上に乗せられてますし、でも何が初めて? 「皆僕に抱かれるの好きなのに」 つまり私達が待ってる間、彼は楽しんでたという事になる。女をなんだと思ってるんだろう?
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