1238人が本棚に入れています
本棚に追加
最後、私の番になり入るとロープ姿の神崎蒼空に首を傾げた。
「早くおいで。七海結花さん」
猫かぶりの彼は笑顔を浮かべるけどどうも鳥肌が立ち、嫌悪感を抱くがそうは言ってられない。
「なんでしょうか?」
笑顔を一応見せると彼は私に手を伸ばしてくる。心を押し殺し瞼を閉じると低い声が私に投げかけられる。
「もしかして、初めて?」
「え?何がですか?」
「この状況でその返しって…変わってるね」
まぁ、確かに私この人の膝の上に乗せられてますし、でも何が初めて?
「皆僕に抱かれるの好きなのに」
つまり私達が待ってる間、彼は楽しんでたという事になる。女をなんだと思ってるんだろう?
最初のコメントを投稿しよう!