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「まぁ、いいか」
そう言い彼は私の頬に触れると私の敏感体質は耐えきれず払ってしまった。
「…な!?」
面を食らったような表情に慌てて頭を下げた。火照る顔に彼は不機嫌そうに聞く。
「聞くけど、僕の事好き?」
さて、なんて答えましょうか。全然中身見えないこの人の事興味ないけど、両親には野心があって、それを守らなくては行けなくて……
「まだお会いしたばかりで分かりませんけど好きですよ」
どうせ顔触られて真っ赤になってる事だから、疑いはしないだろう。
「そう。じゃあ……してもいいよね?」
「何を…ですか?」
「この状況でまた…天然なの?」
猫かぶりに呆れ顔の彼に首を傾げると近づく顔に広げてた手を拳に変えた。
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