0人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
「はぁい」
北野さんが手をあげた。
部長は、北野さん、と名前を呼んで、当てる。
名前を知ってるアピールが凄まじい。
「王様ゲームがいいと思いまぁす」
語尾にハートが付きそうな声で、あり得ないことを言い始めた。
――合コンかよっ。
「あたしも賛成」
「あたしもぉ」
北野さんの取り巻き連中も声をあげる。
「他に意見はありませんか?」
至極冷静な様子で、全体を見回す。
……まあ、流されておけばいっか。
最初のコメントを投稿しよう!