1770人が本棚に入れています
本棚に追加
「お願い。
オレを捨てないで。
許してよ。
好きなんだ。
大好きなんだよ。
お願い。
オレを、信じて?」
「ズルい、よ……」
そんな風に言われたら、
許さないなんて言えなくなっちゃう。
ヤキモチなんて、
焼いてばかりいられなくなる。
「バカ。
でも……好き」
「理子さん!」
今度のキスも熱くて、
でも決して強引なだけでないやさしさがあった。
「好き。好き。大好き」
過去の瞬がどうだろうと、
今の彼が理子だけを見てくれるから。
それだけで、どうしようもなく幸せになる。
「ゴメン、我慢できない。
入れても、い?」
浮かされた熱の中、
頷いた瞬間にコトは遂げられていて。
無限の甘い言葉を浴びせられながら、
幸せと快楽の高みへと駆け上がっていくのだった。
...fin...
最初のコメントを投稿しよう!