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「でも…学校だって、お兄ちゃんがケンカして。」
「当たり前だろ!?自分達の都合だけで死んだことにした娘だからって、学校も行かせない親なんて、どうかしてるだろ?」
「でも…私立でお金かかってるし。遠いから電車代だって…。」
「アイツらがいけないんだよ。紗羽の存在を隠したいだけなんだから。自業自得。」
なんて笑ってる。
こうやって、いつもあたしをかばってくれる。
あたしには…。
この世の中にたった一人。
お兄ちゃんしかいない。
優しくて…。
大好きなお兄ちゃん。
ずっと…
ずっと…
一緒にいられると思ってた。
でも、現実は甘くはなくて。
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