286人が本棚に入れています
本棚に追加
「お兄ちゃん?」
その声驚いたと同時に
「うっそ!?本物?」
絢音が振り返った。
絢音の顔は、まるで芸能人が現れたみたいにビックリしてる。
「どうしてスーツで学校に?」
「3者面談だろ?」
「そっか。」
あたしは、親は来てくれないから。
いつもお兄ちゃんが親代わり。
「ちょっと、紗羽ってば…。」
ボソッと耳元でつぶやきながら。
グイッと腕を引っ張った。
「なに!?」
「イケメンとかってレベルじゃないじゃん?噂以上だよ!!」
声は小さいくせに。
鼻息荒く興奮してる。
最初のコメントを投稿しよう!