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ガラッ 「アイカ…?」 いつもは私が学校に来ると必ず昇降口で待っていてくれたアイカが、今日は来なかった。 「ココ!アイカが…!!」 「…周平?どした?」 「アイカが飯田と優香に体育倉庫に連れて行かれた!!」 「…え?」 「お前らっ…!!」 「アイカ!!」 「来るなココ!!」 そこには地面に座り込み叫ぶアイカと、飯田と優香がいた。 「周平ー!アイカがモモカ殴ったー…」 萌々花は周平に寄る。だけど、アイカが周平の前に飛び込み突き飛ばす。 ドン! 「ふざけんな!!」 ドサッ 「いった…なにすんの!!!!」 「あなた達が悪いんでしょ!?アイカの体も考えてよ!!」 アイカは5年前、中学二年生の頃に軽トラックにひかれ、交通事故にあっていた。 その後遺症が高校生三年生になる頃まで続き、激しい暴力を振られたり、興奮すると気絶したり呼吸困難になるなどの症状がでる。 -
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