3、今夜、最終便にて

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「………」 「俺さ、 ……さっきの好きに 答える自信があるんですけど。 なんなら何倍にもして」 勘違いじゃなければ さっきよりも ずっと、ずっと強くなった 私を見る彼の視線 その目をそらさないまま 私の答えを聞かないまま   川野くんは 今までの比じゃないってぐらいこっちに近づいてきて 上半身全部を使って ぎゅっっ、と私を包み込んだ
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