オーディション

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『……はぁ』 やっと終わった…。 私、〇〇はオーディション会場に居た。 たった今私の番が終わり、待合室へ向かっていた。 どうか、受かりませんように……。 私はただ祈っていた。 オーディションに来て受からないように 祈っていたのにはある訳がある。 ――振り返ること2日前。 「ねぇ、〇〇! 一次審査受かっちゃった!」 この人は私の姉。 根っからのアイドルヲタクだ。 『何か受けたの? 凄いじゃん^^ 』 姉「…私のじゃないの。〇〇の♪」 『は……?』
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