⇒俺の日常

1/8
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ

⇒俺の日常

キーンコーンカーンコーン…― チャイムが鳴ると同時にオレは勢いよく席を立つ。 これは毎度のこと。 だからみんなビックリなんてしない。 呆れ顔で見てくる人の割合の方が多いと思う。 「うっしゃーっ!やっと授業が終わったぜーいっ!」 嬉しさのあまり叫んでしまうと、頭を教科書らしき本で頭を叩かれた。 誰かと思い、後ろを振り返ってみると幼馴染みの"宮野 柚"の顔があった。 「おっ。ゆず、部活行かないのか?」 「まーくん気が早すぎだよぉ。ちょっとはゆっくりと出来ないの?」 「おん。できねー。わりぃな」 ニッコリと満面の笑みでゆずを見ると少し呆れた顔でオレを見た。 「…まーくんのバァーカ…」 「おい。ゆず、今馬鹿って言っただろ?ゆずよりは頭がいいから安心しろ」 「もぉっ!まーくんうるさいっ!」
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!