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⇒俺の日常
キーンコーンカーンコーン…―
チャイムが鳴ると同時にオレは勢いよく席を立つ。
これは毎度のこと。
だからみんなビックリなんてしない。
呆れ顔で見てくる人の割合の方が多いと思う。
「うっしゃーっ!やっと授業が終わったぜーいっ!」
嬉しさのあまり叫んでしまうと、頭を教科書らしき本で頭を叩かれた。
誰かと思い、後ろを振り返ってみると幼馴染みの"宮野 柚"の顔があった。
「おっ。ゆず、部活行かないのか?」
「まーくん気が早すぎだよぉ。ちょっとはゆっくりと出来ないの?」
「おん。できねー。わりぃな」
ニッコリと満面の笑みでゆずを見ると少し呆れた顔でオレを見た。
「…まーくんのバァーカ…」
「おい。ゆず、今馬鹿って言っただろ?ゆずよりは頭がいいから安心しろ」
「もぉっ!まーくんうるさいっ!」
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