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「体が冷たい…その弦、コイツ(はるか)の血を飲んでる!」
「ええええええええええぇぇっ?!」
「悪女の血を? ヤバイわね…」
え? 何? 何がヤバイの?!
悪女の血ってなにか――……
「危ない、香織!」
燎の言葉に気付かなかった私は黒い弦に首を絞められた。
って… 苦しい!!
「キャーッ! 私を食べても美味しくなくってよー!」
「「…………食べないでしょ」」
ルクナルと燎から言われてかなり傷付く。
ん? 傷付く?
何が?
あ、流石にこんな美人でテンション高くて、強い女が男みたいだから食べないでしょって?
イヤデスワネー もうっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・て・・・・・・
「私はこれでも か弱き乙女じゃああああああああああ!!」
首に締まる弦を両手でぶち破り、弦に向かって走り出した。
「…えう?」
「気にするな、いつもあんなんだから」
「ひっさーつ! 空手ではおそわなかったぁー! ダンスの技ああー!」
「「・・・・・・・は?」」
「香織イライラダンスィング キ――――――――――――――ック!!」
「「(変な技出たー!!)」」
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