第 十一 魔『人間界』

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私が天女になった理由…… それは春ちゃんや人間界を守るため。 大切な人を守るために、私は闘う! 「春ちゃん、その言葉…」 死んでも 死にきれない… 「嘘だったら 承知しないから!」 「うん」 天女の力よ 目覚めよ そして 私に力を…… 「…あの弦を消せば、ワタシは悪女じゃなく、人間に戻る…そうすれば…悪女の力は封印される…」 「お前…死ぬ気じゃねぇだろうな?」 「……死ぬ? 馬鹿なこと言わないで…やっと…やっと生きる希望を見つけたのに…これからが本当の始まりなのに…死ぬなんて…」 「春香? 香織、ちょっとまっ―――…!」 燎が止める前に、私は拡大な光を弦に放った。 光に当たると、突然火が現れ、弦を灰になるまで焼き付くした。 ―――――……死んでも 死にきれない強い思い… この思いは 絶対に消えない
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