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「楽しい、かな」
「かな、て」
爆笑する真司。
「そ、そんなに笑うことじゃないじゃん!」
言いながら照れる私。
この雰囲気、好きだなぁ。
「玲那、部活は?」
…部活。
「…入らなかったよ」
「なんで?」
…入部届け出しに行くのが怖かった、なんて言えない。
「…ピアノもあるし」
「まぁな」
「真司は部活…」
「ピアノやめる理由、聞きたい?」
私の言葉を遮って言った彼は、
少し寂しそうだった。
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