第1章 連弾

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「そうだ」 彼が突然言った。 ピアノをやめる理由を聞いたあと、 ただひたすら自転車を走らせていたので驚いた。 「なに?」 「最後に連弾でもしようか」 …やだ、最後って。 もう会えないみたい。 私はただ黙っていた。
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