第2章 事実?

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彼がテニス部だということをその日はじめて知った。 特に詳細を聞くこともなく、 ただ言われた場所に行くとテニスをやってた、みたいなとこ。 …私、なんにも知らないんだなぁ だけど。 やっぱり諦めきれなくて。 ずっとプレー姿を目で追っていた。 「やった!」 ぼんやりしてると隣にマネージャーさんらしき人が。 真司のこと応援してるんだね まじまじ見てると思わず目があった。 当たり前だ。 隣の席の人にそんなに見られたら嫌でも気づくだろう。 「あの…なにか…?」
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