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『だから、走んなっつーの』
俺は慌てて追いかける。その先にいる亮太はダルそうに釣り竿を垂らしていた
『釣れてる?』
香織は亮太の横にあるバケツを覗き込む
『お~3匹もいる!賭けは私の勝ちだな』
勝ち誇ったポーズを決める香織に
『賭けってなんだよ?』
ダルそうに亮太が聞く
『亮太が何匹釣れるか、浩輔と賭けてたの。浩輔~約束守ってよね!』
『はいはい、で、何すりゃいいの?』
別荘を出る時、亮太が何匹釣るかで賭けをしていた。俺は2匹以下、香織が3匹以上。負けた方は勝った方のお願いを1つきくというものだ
『ん~』
考え込む香織
『思いつかないや。思いついたら言うよ~』
『ジュース奢るとかじゃダメ?』
『ダメ~』
香織はイジワルそうな顔で答えた
『つか、お前ら何しに来たんだ?』
亮太はダルそうに聞いてきた
『あ~お昼だから迎えにきたんだよ~』
『はぁ!?ケータイにかけりゃ済むだろ』
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