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「今日、花火大会なの」
「花火大会?」
そう、今は夏休み。
なんで学校に行ってたのかって?
いや実は…補習を…
頭は良くないから。
「そうだったんだ」
「1人で見るの寂しいなぁって言ってたら里美さんがね?それなら任せて。って言うから任せたら祐介だった」
なんか僕と夕空は初めて会った気がしないくらい、普通に話せた。
「そうだったんだ」
思わず苦笑してしまう。
「まぁ1人じゃ寂しいからさ…祐介来てくれてありがとね」
「う、うん」
なんか照れるな…
別に俺はただ車椅子に座っただけでなにも聞かされずに連れてこられたんだけど…こんなこと言えない。
「暇だったから全然構わないよ」
「ならよかった」
嬉しそうに微笑んだ。
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