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気付いたら病室にいた。
そこには母親がいた。
｢あ！気がついた!?｣
｢あ、あぁ…｣
｢ちょっと待っててね｣
と言って母親は部屋を出ていった。
動く気にもなれない。
と、ぼーっとしていると。
｢母さん…それ誰？｣
｢祐介の主治医よ｣
｢こんにちは祐介君、君の担当の佐渡孝(さどたかし)だ｣
｢そうですか…｣
｢そうだ祐介君、君の怪我は全治２ヶ月だ｣
｢全治２ヶ月…？｣
｢そうだ、左肩と右脚の骨折だ。脚だけならよかったんだが肩も骨折してる。完治するまで時間はかかる。２ヶ月はあくまで予定だ。延びる可能性の方が高い。｣
｢そう…ですか…｣
｢安静にしててね｣
｢分かりました｣
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