第一話・引きこもり

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あぁ、もう。 私なんて誰にも心配もされないまま、生きていくんだって。 わかってたはずなのに。 お母さん、お父さんが悪いんじゃない。 自分が悪いんだって。 生きる価値、ないんだって。 でも、そんな私をただ一人だけ分かってくれる人がいたんだ。 お世話係の滝さん。 滝さんだけは、私のことを見てくれていた。 その時に、私がまだ生きてようと思ったのも滝さんのおかげだった。 でも、私が中学3年の時。 滝さんは亡くなってしまった。
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