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「はじめまして。春(しゅん)です」
彼が私に挨拶する。
私もそれに答えるように
「はじめまして、梨華です」と返した。
春君を見て挨拶した私はパフェの方に視線を戻し、この状況を把握出来ないままだった。
胸が締め付けられるような…
不安にかられた時と同じ感じ…
見ずに感じた雰囲気は見た瞬間もっと強いものになった。
胸がざわつく。
初めての感覚。
どうしてそんなに悲しそうなの?
笑顔の奥は深い闇に包まれてる感じ。
彼の目が見れない。
私は初めての感覚に戸惑いながら、殆ど溶けたアイスを口にした。
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