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「梨華ごめん。一生のお願い、一緒に来てほしいねんけど、言わなあかん事があるねん。」希美が少し怯えて私に言ってきた。
「何なん?機嫌直して2人の応援しろって事かぁ?」ナンパではなかった事で私は怒りも消え、いつもの軽い口調で聞いた。
「うん。応援してほしい。ウチ等今回本気やから…でも…相手の人等テレクラで知り合って今日で2回目やねん。」と希美が言った。
テレクラ?…テレクラ…テレクラ…テレクラ!?
テレクラって今で言うと出会い系みたいなもの。
『はあぁぁ!』少しドスのきいた声で思わず叫ぶと3人だけじゃなく相手の男達も此方を見た。
私も声が大き過ぎたので相手の男達の方を見ると4人とそれぞれ目が合い、春君は心配している様な様子。
それを見るなり私は気まずさのあまり顔を反らし俯いた。
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